CONTENTS学長メッセージ
多様なステークホルダーとの対話と実践で、新たな価値を共創
―茨城大学が追究する社会の持続的な発展と一人ひとりのウェルビーイング
国立大学は今、大きな転換期を迎えています。
気候変動、感染症、経済格差、国際紛争といったグローバルな課題に加えて、日本国内では長引く経済の低迷、災害や貧困による社会的リスクの増大、都市一極集中と地方の過疎化といった課題に直面しています。その解決に寄与する科学技術や教育への社会の期待?要請は増大しており、国立大学に対しては、様々なステークホルダーと連携して新たな価値を共創する経営体という、新たな役割が求められているのです。
そうした中において、私たちは2021年3月、2030年にこうありたいという姿を描いた「イバダイ?ビジョン2030」を、学生たちや教職員による議論の末に策定しました。ここでは、本学が「自律的でレジリエントな地域が基盤となる 持続可能な社会の実現」を目指すということを宣言し、教育、研究、地域連携?グローバル化、大学運営というそれぞれの分野に及ぶ計12のアクションを示しています。私たちは、教育?研究の活動を通じて社会の持続的な発展と一人ひとりのウェルビーイングを追究するとともに、学生、教職員はもちろんのこと、卒業生のみなさんや地域の住民、企業、自治体の方々といった多様なステークホルダーとこのビジョンを共有し、率直な対話と協働での実践を進めていきます。
皆様のご理解、ご協力をぜひお願い申し上げます。
茨城大学長 太田 寛行
プロフィール
茨城大学長 太田 寛行(おおたひろゆき)
1954年東京生まれ。1982年、東北大学大学院農学研究科博士後期課程修了(農学博士)。
専門分野は土壌肥料学、微生物生態学で、岡山大学歯学部助教授などを経て、1997年に茨城大学農学部助教授、2002年に茨城大学農学部教授、2010年に茨城大学農学部長?大学院農学研究科長、2014年に茨城大学副学長(大学戦略?IR)を歴任し、2016年4月より茨城大学理事?副学長(教育統括)を務めた。2020年4月より現職。
職歴
1982年 4月 | 日本学術振興会奨励研究員 |
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1984年 4月 | 岡山大学歯学部助手 |
1992年 6月 | 岡山大学歯学部助教授 |
1997年 8月 | 茨城大学農学部助教授 |
1998年 4月 | 東京農工大学大学院連合農学研究科助教授(併任) |
2002年 6月 | 茨城大学農学部教授、東京農工大学大学院連合農学研究科教授(併任) |
2004年 4月 | 茨城大学農学部学部長補佐(~2006年3月) |
2006年 4月 | 茨城大学教育研究評議会評議員(~2010年3月) |
2010年 4月 | 茨城大学農学部学部長?大学院農学研究科長(~2014年3月) |
2014年 9月 | 茨城大学副学長(大学戦略?IR)(~2016年3月) |
2014年 9月 | 茨城大学評価室長(~2014年9月) |
2014年 9月 | 茨城大学教育研究評議会評議員(~2016年3月) |
2014年 10月 | 茨城大学大学戦略?IR室長(~2016年3月) |
2016年 4月 | 茨城大学理事?副学長(教育統括) |
2020年 4月 | 茨城大学長 |