CONTENTS台風19号災害調査団
茨城大学では、2019年10月に茨城県内をはじめとする関東甲信越?東北地方に大きな被害をもたらした台風19号災害について、被害の発生過程や農業?生態系への影響、避難の状況などを調査し、災害の状況の把握と地域の復旧?復興、今後の持続的な地域づくりに寄与するため、「茨城大学 令和元年度台風19号災害調査団」を発足させました。
以下のグループによる研究のほか、各教員の専門を活かした調査研究を学内で公募し、全学体制で調査に取り組み、その結果を報告してまいります。
<台風19号災害調査団は2021年3月をもって活動を終了しました。皆様のご支援、ご協力ありがとうございました>
茨城大学 令和元年台風19号災害調査団
共同団長:伊藤哲司(人文社会科学部教授、地球変動適応科学研究機関長)
横木裕宗(理工学研究科教授、茨城県地域気候変動適応センター長)
調査グループ(計画研究) ※[ ]内はグループリーダー
被災過程解明グループ[理工学研究科?小荒井衛教授、理工学研究科?横木裕宗教授]
気象、気候影響、地形、地質、河川、堤防等などの状況を調査し、台風発生から災害に至った過程を解明します。
農業?生態系グループ[農学部?成澤才彦教授]
台風や浸水による農業や土壌?生態系への影響について調査し、復旧の方法や持続可能な農業?生態系のあり方を探ります。
情報伝達?避難行動グループ[理工学研究科?若月泰孝准教授、人文社会科学部?伊藤哲司教授]
避難勧告などの情報や事前の防災訓練と避難行動との関係についてインタビューやアンケートから解明します。
住民ケア支援グループ[教育学研究科?金丸隆太准教授]
災害を受けて避難生活を送っている被災者などの心身のケアや地域コミュニティの復興をめざし、実践的な研究を行います。
文化財レスキューグループ[人文社会科学部?添田仁准教授]
浸水被害にあった家屋等で保管されていた歴史資料の腐敗?散逸を防いで今後の研究に活かすとともに、有形無形の文化財の復興を図ります。
公募研究
上記グループによる計画研究のほか、今回の台風19号災害に関する調査?研究活動を本学内で公募した結果、以下の3つの調査プロジェクトを採択しました。([ ]内は申請代表者)