農学部附属国際フィールド農学センター ASIA GAP認証を取得
茨城大学農学部の附属農場である国際フィールド農学センターは、GAP(Good Agricultural Practice)の国際認証のひとつであるASIAGAPの認証を取得しました。
GAP(Good Agricultural Practice)は、農業生産における食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理が取り組まれていることを示す認証システムです。その国際認証のひとつであるASIAGAPは、アジアで共通のGAPプラットフォームになることを目指した日本発の認証制度であり、GFSI(世界食品安全イニシアチブ)承認の国際規格として展開するものです。
農業産出額第3位の茨城県において農業の国際化?高度化が課題となっている中、茨城大学農学部附属国際フィールド農学センターにおいてもGAPについて実践的学べる環境の整備を進めており、2018年12月10日にはJGAPの認証取得。それを発展させる形で、今回のASIA GAPの認証取得に至りました。
今回、同センターが取得した作目は、青果物23品目、穀物2品目です。
ASIAGAPの認証にあたっては、農薬、肥料、水、土、放射能などの管理の工程について、160以上の基準項目に基づいて第三者機関による審査が行われますが、同センターはこれらの基準を満たし、2020年12月8日付で認証取得に至りました。小松崎将一センター長は、「ASIAGAPは、輸出対応を含めた国際基準。今後の農業の国際化に向けて、学生?留学生の実習や、地域の研修等に積極的に本センターの活用を促し、人材育成や地域貢献に貢献していきたい」と語っています。