iOPで「国際連携?国際協力」の活動に関わるためには?
JICA筑波の協力で説明会を開催
「国際連携?国際協力」の分野に興味を持って学び、その経験を卒業後のキャリアに活かしたいという学生は多いのではないでしょうか。3年次第3クォーターのiOP(internship Off-campus Program)期間は、実際に海外につながる仕事を経験したり、そうした仕事に従事している方とつながったりする機会としても活用できます。
去る9月14日(水)、独立行政法人国際協力機構(JICA)のブランチであるJICA筑波の協力のもと、国際協力?国際連携についての興味?関心を深め、実際に活動するための情報を提供する「国際連携?協力を知る~自分たちのできる最初の一歩」と題した説明会が実施され、1~4年生の約10名が会場(万博manbetx官网図書館)とオンラインで参加しました。
今回の取組みについて担当の小寺昭彦講師は「国際連携?国際協力について、今自分たちにできることは何だろうと思っている学生、世界に飛び出して国際協力をしてみたいと思っている学生の皆さんにとって、その最初の一歩を応援するためプログラム。いろいろな立場で国際協力に携わる教職員から、様々な視点で情報を得てほしい。また、iOPをこれからの働き方や生き方を学内外で試すチャンスととらえ、各自で設定したテーマに自主的に取り組んでほしい」と学生に呼びかけました。
iOPを利用して取り組める活動の例として、10月に予定されているJICA筑波スタディーツアーについての紹介がありました。このスタディーツアーでは、同センターで研修活動中の様々な国や地域の行政官や研究者、発展途上国から来日している研修員と直接交流したり、海外協力隊として派遣された隊員の体験談を聞いたりするプログラムなどが用意されているとのことです。
説明会には、JICA筑波から連携推進課の波多野誠さんと、今年JICAに入職した4名の職員の皆さんも参加。波多野さんからは、JICA全体、JICA筑波での活動内容や課題などをお話しいただきました。参加した学生から「将来国際協力の仕事に就くことを目標としているが、学生のうちにやっておくべきことは?」との質問があり、「国際協力に限らず、関心のあることや好きなことを深めるとよいのでは。ボランティアなどにも積極的に関わって知見を広げていただきたい」など、新人職員の皆さんからアドバイスを受ける場面もありました。学生にとっては、年齢の近い職員の体験談を聞くことで自らの将来に向けたロールモデルとすることができ、貴重な経験となったことと思います。
参加した学生(農?1年)は「アフリカに行って国際支援をしたいと思っている。農学部で農業に関する技術を身につけて、現地で力になれれば」と話します。
また、今回のチュートリアルには、これからiOPの活動期間を迎える1?2年生のほか、すでにエントリー期間?活動期間を終えた3?4年生も参加。「昨年1年間イギリスに留学した経験があり、そこで学んだ知識を実践したいと思っている。卒業後は就職して社会に出るが、人生のキャリアの中で国際協力に携わりたい(教育?4年)」、「本来なら昨年留学をするはずが、新型コロナの影響でかなわなかった。卒業後に、大学で学んだことを生かした国際協力をしたい。東南アジアで農業に関われたら(農?4年)」と、それぞれ卒業後のキャリアの展望を語ってくれました。
茨城大学では、国際協力に限らず、iOPで取り組むことのできる様々な分野の情報を提供しています。また、JICAで実施しているプログラムについてはJICA?JICA筑波のHPから確認することができます。
iOPで学生時代にしかできないことに取り組んでみませんか?
※「iOP」は、必修科目の開講のない学部3年次の第3クォーター(9月下旬から11月)に、インターンシップや海外研修など、長期的でアクティブな学修活動に取り組む期間となっています。プログラム開始以降、これまで約560人の学生がiOPに参加し、修了認定を受けています。
関連リンク
?茨城大学コミットメント
?iOP(internship Off-campus Program)
?独立行政法人国際協力機構(JICA)
?独立行政法人国際協力機構筑波センター(JICA筑波)