【山岸仁理事】茨大生?教職員が選ぶ!わたしの推本
―生協学生委員会がインタビュー
茨城大学生活協同組合書籍部と生協学生委員会(GI)では、今の学生生活の実態を正しく捉え直し、もっと書籍部へ足を運びたくなるような取組みとして、おすすめ書籍「#推本」企画を実施しています。
茨大生?教職員が選ぶそれぞれの「推本」について、GIメンバーが選者へのインタビューを通じて紹介していきます。今回は山岸仁理事(総務?財務)?事務局長の「推本」です。
山岸仁理事?事務局長の推本
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青木栄一 著『文部科学省-揺らぐ日本の教育と学術』(中央公論新社、2021)
文部科学省の施策の過程について的を射た内容が書かれていて、私が勤めていた頃の認識とのギャップはあまり感じませんでした。文部科学省は長い目で見て日本を良くしていくために取り組む機関であり、現在は労働環境もずいぶんと改善されています。茨大生のみなさんにも是非、中央省庁での勤務に興味を持ってもらえると幸いです。 -
新井健一 著『働かない技術』(日本経済新聞出版、2019)
仕事において業務の削減と効率化が重要であることをこの本を通して感じました。仕事の優先度を決めるときに「重要度」と「緊急度」を判断することは誰にでも必要なことであり、この本ではその時の考え方のヒントが書かれています。もちろんこのことは大学生活にも通用することだと思うので、ぜひ参考にしてみてください。
山岸仁理事?事務局長と読書
山岸仁理事?事務局長に読書についての考えなどをお聞きしました。
Q.理事ご自身の経歴と現在のお仕事を簡単に教えてください。
初めは文部省の施設等機関である北海道の青年の家で働き始め、その後は転任試験を受けて文部省本省に異動し、教員免許に関する仕事に従事しました。電気通信大学、国立青少年教育振興機構、北海道大学、帯広畜産大学と異動を繰り返し、現在は茨城大学の理事?事務局長を務めています。茨城大学では総務?財務の理事として、大学の経営全般のサポートをしています。学生からの意見を聞かずして、より良い大学の経営はできないため、学生の皆さんとはもっとお話をしていきたいです。
Q.学生の頃と現在の読書量はどのくらいだったのでしょう?
学生時代よりも現在の方が多く本を読んでいます。現在は趣味や教養のためではなく、「どのようにしたら仕事の効率性が上がるか」といったような仕事に役立つ知識を得るために実務的な本をよく読むようになりました。1冊全てを通して読むのではなく、目次を見て自分に必要だと思ったページを集中して読むことが多いです。
Q.読書に対するお考えを聞かせてください。
基本的に読書をすることに対する目的や考えは人それぞれだと思いますが、私にとっての読書は、「大学の幹部として、職場の職員たちを導くための知識を蓄えるため」に仕事の延長線上で行っていることです。また、私はパソコンの画面で文章を読むとあまり内容が頭に入らないため、基本的にプリントアウトをしてから読むようにしています。そのため私にとっての読書は「紙に印刷された本を読むこと」でもあります。
実際に山岸理事が選ばれた"推本"については、生協書籍部にて紹介しています。是非お越しください!
(取材?構成:生協学生委員会 鈴木 啓史(人文社会科学部3年))