守谷市と相互連携?協力に関する協定を締結
ー農学部との協定から全学に拡充「野心的な取り組みを」
茨城大学と茨城県守谷市は、2023年2月2日、相互連携?協力に関する協定を締結しました。同日、本学の太田寛行学長と守谷市の松丸修市長の出席のもと、守谷市役所で締結式を行いました。
本学と守谷市との間では、今回の全学協定に先立つ2017年に農学部と協定を締結しており、共同の取り組みを推進してきました。農学部との連携では、守谷市で生産されるほうれん草や牛肉といった農産物の機能性分析や加工についての研究、ドローンを使ったスマート農業の実証実験などを実施してきました。
これらの取り組みに加え、近年では他の学部?研究科の教員の同市との関わりも生まれていることから、このたび全学レベルでの連携協定へと拡充することとなりました。今後、地域の課題解決に係る取り組みや、各種研究における実証実験などを行っていきます。
協定の締結式で守谷市の松丸市長は、「自治体間競争が激しくなる中、これからの地方行政は、これまでの体質を改変して新しいことに挑戦することが責務になっている」と現状認識を示した上で、茨城大学の鈴木亰平初代学長の「野心満々たれ」という言葉に触れ、「われわれも野心的でないといけない。茨城大学との連携により、学術的に裏付けされたチャレンジをしていきたい」と力強く述べました。
また、太田学長は「現在も続く本学の『1dayキャンパス』という取り組みを最初に実施したのが守谷市で、『今後もやってほしい』という声もいただいていた。これからの大学のあり方を考える上で、自治体との連携はきわめて重要。守谷市との取り組みについて、さっそくいろいろと検討したい」と話しました。
奇しくも、締結式が行われた2月2日は、市町村合併で守谷市が発足した記念の日(2002年)。
松丸市長も「新しい出発、門出という意味で良い日に協定を結ばせていただけた」と述べ、「光栄な日に設定いただいた」と応じた太田学長とともに、今後のさらなる交流を確認しました。