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茨城大学工学部とJX金属株式会社が包括連携協定を締結
―「茨城で学び、働き、暮らす」人材をともに育て、地域の発展に貢献

 茨城大学工学部とJX金属株式会社は、2023年7月20日、包括連携協定を締結しました。

 本協定は、茨城大学工学部とJX金属が「茨城で学び、働き、暮らす」人材を共に育てること、ひいてはそれを通じた地域の発展に貢献することを目的としたものです。この目的を達成するため、両者は「学生の研究活動やキャリア形成の支援」「共同研究を含む学術交流の推進」「地域に根差した次世代育成活動の展開」などの取り組みを行っていきます。

 茨城大学工学部は、日立市にキャンパスを構え、「たくましいエンジニアの育成」「世界最先端の研究拠点の形成」「茨城活躍人材の輩出」を目標に教育と研究を行っています。地元に貢献する人材の育成も重要な役割と捉え、卒業生?大学院修了生がエンジニアとして茨城県内で活躍するというキャリアパスも積極的に支援しています。
 また、JX金属は日立鉱山を源流とし、銅やレアメタルなどの非鉄金属に関する先端素材の製造?販売から、資源開発、製錬、リサイクルまでグローバルに展開する非鉄金属企業です。茨城県内では日立市?北茨城市に主要拠点を有し、さらにひたちなか市において県内3つ目となる大規模工場の新設を進めています。茨城県は事業運営上の重要拠点であり、その地域の発展や茨城県内で活躍する人材の育成も重視しています。
 このような専門領域の親和性の高さ、そして茨城県、特に県北地域をともに盛り上げたいという想いが合致したことから、今回の協定締結に至りました。両者の間ではこれまでも半導体材料に関わる共同研究やインターンシップなどの取り組みで連携してきましたが、今後は包括連携協定の枠組みを通じて、さらに発展的な関係を築いていきます。

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 茨城大学日立キャンパスの小平記念ホールで行われた包括連携協定締結式で、茨城大学工学部の乾 正知 学部長は、「茨城県は穏やかな気候、素晴らしい自然環境、首都圏に近いという地の利に恵まれた豊かな地域。JX金属株式会社と互いに手を取り、この地域の発展のために努力を続けたい」と意気込みを示しました。
 また、JX金属株式会社の菅原 静郎 取締役 副社長執行役員は、「茨城県の県北地域は、当社にとって創業の地というだけでなく、将来にわたってその重要性がますます高まっている地域。茨城で学んで、働いて、暮らす人材を育むため、より発展的な関係を構築していきたい」と語りました。

 今回の協定は、①学生の研究活動やキャリア形成の支援に関すること、②共同研究を含む学術交流の推進に関すること、③地域に根差した次世代育成活動の展開に関すること が骨子となっており、今後具体的な取り組みを順次進めていきます。
 現時点では、学生のキャリア支援を目的としたインターンシップのさらなる充実、共同研究の実現を目指した教授向け大規模見学会やマッチングイベント、地域の子どもたちへの次世代育成活動の共同実施などを予定しています。
 また、今回の協定の締結にあわせて、茨城大学日立キャンパス内の教室でJX金属がネーミングライツを実施します。

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