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フロイデ水戸メディカルプラザでかんたん自炊イベント
ー地域PBL演習が結ぶ茨大と地域

 人文社会科学部の開講科目「地域PBL演習」を受講する学生たちが、茨大生向けの自炊イベントを開催しました。地域の施設を活用した交流の様子やイベントの成果について、企画した横田欣也さん(4年)がレポートします。

 茨城大学正門から徒歩15分程、医療法人博人会が運営する地域の健康を支える拠点「フロイデ水戸メディカルプラザ」という施設があるのをご存じでしょうか?

フロイデ水戸メディカルプラザ

 その施設の三階にある地域交流スペース「グーテンターク」で、我々「地域PBL演習 フロイデ班」は2023年12月9日に茨大生向けの自炊イベントを開催しました。
 このイベントでは、茨大生に食育に関心を持ってもらおうという目的のもと、栄養に関する講習や自炊体験などを行いました。講師には同施設で管理栄養士をされている冨田様を迎えました。

 このイベントは人文社会科学部開講の「地域PBL演習」という授業の一環で企画しました。「地域課題の発見?解決」を主題としたものです。これまでも、同施設で行われる定期イベントの朝市などに学生が参加したり、施設内のフィットネスクラブを知ってもらうためのイベントを開催したりと、施設の皆様には様々にご協力をいただいていました。今年も引き続きご協力をいただきながら、連携を更に強めつつ自分たちなりのテーマで本イベントを進めてきました。今回のイベントは茨大生の食育意識の向上のほか、学生と地域社会をつなぐという目的もあります。

 参加した6名の学生と主催した3名の学生は、最初は緊張した雰囲気でしたが、自炊体験などを通して活発なコミュニケーションを取ることができ、最終的にリラックスした空間になりました。
 冨田様からは最初にBMIや消費カロリーの計算を通して、各人の必要なカロリー摂取量やバランスの取れた食事の形などについて講義をいただき、その後実践という形で考案いただいたレシピで自炊体験を行いました。

自炊体験実食

 自炊体験では、9名の学生が3つのグループに分かれ、それぞれが主菜、副菜、デザートなどを担当しました。十五穀米や簡単に作れる中華スープ、鮭の照り焼き、カボチャサラダ、キウイヨーグルトなど、健康的でおいしいメニューが並びました。
 自炊体験のあとは実食。参加者に同じ学部の学生が多く、普段の食事についての話や学生生活などの話でにぎやかに食事をすることができました。

local_pbl_03 参加した学生からは「こうやってみんなで調理することがなつかしい」という感想や、「魚を食べる機会が少なかったので良かった」といった感想をいただくことができました。

 自炊イベント終了後は同施設を見学。二階の「フロイデメディカルフィットネスセンター水戸」を紹介していただきました。フロイデ水戸メディカルプラザは本イベントで使用させていただいた地域交流スペースの他にも、クリニックやフィットネスジム、コミュニティカフェ「ミッテンヴァルト」などがあります。(茨大生のみなさん、ぜひご利用ください!)

 本イベントの効果を調査したアンケートでは、参加者が栄養への意識改善に成功したという結果を得ることができました。また、フロイデ水戸メディカルプラザという施設自体を体験し、興味を持ってもらうきっかけになったと考えています。

 イベントを終え、今年度の活動の成果を報告する発表会を2月2日に行いました。本イベントは先述のとおり、「地域PBL演習」という授業の目標を達成するために企画したものです。本イベントによって「地域課題の発見?解決」という課題をどのように解決できたかをまとめ、発表しました。

local_pbl_04

 今年度の「フロイデ班」は、自炊イベントを通して茨大生とフロイデを繋ぎ、イベント参加者に地域交流のきっかけを提供できました。来年度の「地域PBL演習」でも、「フロイデ班」の研究活動を引き継いでいってもらえたら嬉しいです。

(取材?構成:人文社会科学部4年 横田 欣也)