農学部産の農産物を地域の子ども食堂へ
― 研究の一環で育てた作物を地域に還元
- 2023年1月26日
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- 地域連携
- 農学部
実りの秋。研究の一環で育て、豊作となった作物を地域へ提供できないか―。
農学部は、2022年9月、附属農場である「国際フィールド農学センター」で留学生などが育てた農産物を、農学部が所在する阿見町の子ども食堂へ寄贈しました。
通常、国際フィールド農学センターで栽培された青果などは、センターが開設する直売所で地域の皆さんに販売されています。一方、学生たちが研究のために栽培している青果も食用として楽しむことができるものが多くあり、これらの作物を地域との交流に活用できないかと考え、無償で提供する取り組みをはじめました。
この日は、阿見町のボランティア団体が企画?運営する子ども食堂へ、農学部の学生たちが研究の一環で育てたブドウの藤稔(ふじみのり)約50房のほか、ミニトマトやブルーベリーが提供されました。それらの農産物はお弁当のおかずやデザートとして使用され、後日開かれた子ども食堂において、訪れた親子に次々と手渡されました。
中心となってブドウを栽培した留学生の王 嘉憶さん(小松崎将一研究室所属)は「丁寧に育てたブドウを多くの子どもたちに味わってもらえることがうれしい」と話しました。
農学部は、大事に育てた農産物を無駄にすることなく、地域に還元する取り組みを、今後も継続していきます。
担当者
農学部 教授 小松崎 将一?小松崎研究室の学生たち
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