大学生協の100円カレーをコマツの副本部長と農学部の学生が一緒に味わっている理由
―農業用ブルドーザーを使った実証研究の収穫米を寄贈
- 2024年3月13日
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- 研究
- 農学部
建設機械メーカーのコマツと茨城大学農学部の共同研究を通じて収穫された新米が、茨城大学生協も加盟する茨城県生活協同組合連合会に寄贈され、各キャンパスの食堂にて期間限定の「学生応援メニュー」として、カレーライスが100円で提供されました。これらの新米は地域の子ども食堂や学生等にも寄附されています。
茨城大学農学部とコマツは、2020年度からコマツが開発した農業ブルドーザーを用いた「乾田直播水稲栽培」の実証研究を共同で行っています。この実証研究では、水を張っていない「乾田」に、イネの種子を直接播いて栽培するというもの。これがうまくできれば、苗づくりや田植えのコストが削減され、休耕地活用の促進や地域農業の持続可能性につながることが期待されるそうです。
農学部の学食では、コマツの坂井副本部長と今回共同研究に携わった農学部の黒田久雄教授と学生らが一緒にカレーを楽しむ場面もありました。日本の明るい農業の未来を切り拓いていくためにも、引き続き共同研究の成果が期待されます。
担当者
- 農学部 黒田 久雄 教授 研究者情報