茨城大学とSDGs
ー2030年と、その先へー
茨城大学は、その発足当時から地域の湖沼環境などの保全に関する研究、教育のフィールド実践に取り組み続けるとともに、気候変動適応科学を世界的な強みとする分野として育み、環境科学とサステイナビリティ学の成果を蓄積してきました。その実績と姿勢は、「茨城大学憲章」とそれに基づいた「茨城大学行動規範」、SDGsと同じ2030年を焦点とする「イバダイ?ビジョン2030」でもふまえられています。2015年に国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)は、茨城大学が各学部等を含む全体として進めてきた教育研究に沿う国際社会の動きであり、茨城大学はSDGsと共通する目標を長く追究してきたといえます。
茨城大学は、SDGsがめざす社会の姿やその価値観から学びを深め、同時に2030年以降のポストSDGs時代の新たな価値に基づく社会も見据えつつ、新時代への社会変革を共創する重要な担い手であることをめざします。そのために、附属学校園を含む大学全体の教職員や学生たち、生徒たちと共に学びや活動を通じて研究活動、教育活動、社会連携、大学運営の改革と強化に取り組み、自己変革を続けていきます。
茨城大学は、SDGsを私たち茨城大学のビジョンと社会の未来展望とをつなぎ、大学とステークホルダーが未来を共創していく上での大切な共通言語だと考えます。そこで、SDGsの達成にむけた世界や地域の動きに本学の強みを活かして積極的に関与し、目標や価値を共有する多様なステークホルダーとのパートナーシップのもとで、地球と地域と本学が織りなす社会の持続的な発展に貢献していきます。