茨大の教育のまんなかには、
「スチューデントサクセス」がある。
茨城大学での学生生活を通じて、
あなたは何度も問われることになるでしょう。
「あなたはどうありたいか?」「あなたはどうなりたいか?」
「あなたのサクセスは何か?」
そして、「今、あなたはどこにいるのか?」
あるときは学問が、
あるときは多様な仲間との出会いが、
あるときは大学を飛び出した先での経験が、
あなたが自分のサクセスを見つけ、深く理解し、
実践するための力となるはずです。
茨城大学はあなたのサクセスの理解に努め、さらにその理解の上に、
「あってほしい」未来の社会をともに構想し、実践し、探究します。
イバダイの教育のまんなかには、「スチューデントサクセス」があるのです。
Diploma Policy
5つの茨城大学型基盤学力
茨城大学では、すべての学部の学生が卒業するまでに身に付けるべき5つの知識および能力を定めています。これをディプロマ?ポリシー(学位授与の基準)といいます。茨城大学型基盤学力と呼ぶこの5つの力は、これからのグローバル社会で活躍する社会人にとっていずれも必要となるものだと考え、これらをもとにカリキュラムや学修環境を整えています。
世界の俯瞰的理解
[世界を見わたす]
自然環境、国際社会、人間と多様な文化に対する幅広い知識と俯瞰的な理解
専門分野の学力
[道を究める]
専門職業人としての知識?技能及び専門分野における十分な見識
課題解決能力?
コミュニケーション力
[ともに答えを導く]
グローバル化が進む地域や職域において、多様な人々と協働して課題解決していくための思考力?判断力?表現力、及び実践的英語能力を含むコミュニケーション力
社会人としての姿勢
[社会人として生きる]
社会の持続的な発展に貢献できる職業人としての意欲と倫理観、主体性
地域活性化志向
[地域と向き合う]
茨城をはじめとする地域の活性化に自ら進んで取り組み、貢献する積極性
茨城大学には、学位授与の基準である「ディプロマ?ポリシー(DP)」を中心として、その基準を果たすために必要な教育課程編成の方針を定めた「カリキュラム?ポリシー(CP)」、入学する者に求める能力や姿勢を示した「アドミッション?ポリシー(AP)」の3つのポリシーを設けています。
『イバダイ式』学びのサクセスストーリー
入学
年
学問分野の全体像に関わる 入門的な知識
広い範囲の地図を入手
全体像はなんとなくわかるけれど、
細かいところはわからない
大学での学び方を学ぶ
年
学問分野のより詳細な
知識と研究方法
自分の周囲のことが細かく
描かれた地図を入手
もうひとつの強みを身に付ける
- サステイナビリティ学
- グローバルコミュニケーション
- 数理?データサイエンス?AI
- 地域志向教育
- アントレプレナーシップ
- 日本語教員養成
年
実験やフィールドワーク
地図をもって世界を出歩く
地図と実際の世界との違いも発見
課題の現場に飛び込む
- 海外研修
- インターンシップ
- サービスラーニング
- 発展学習
年
卒業研究
発見した情報を
地図に新たに描き入れる
大学での学びを振り返る
卒業
スチューデントサクセスを支える4つのポイント
学びの達成度がよく見える
DPルーブリック
学生のみなさんには、毎年次、それぞれの学びの達成度合いを振り返ってもらいます。その際の手がかりとなるのが茨城大学独自の「DPルーブリック」です。授業やプログラムの履修状況や課外活動の経験をもとに、ディプロマ?ポリシー(DP)の各項目と照らし、達成できている内容とそのレベルや課題を確認することができます。自らの立ち位置を知り、達成度を実感することが、みなさんの「サクセス」の土台となります。
サクセスを見付ける?高めるためのプログラム
プラスIプログラムとiOP
茨城大学の学部?学環での専門的な学びは、DPの達成とみなさんの「サクセス」の基盤となるものですが、さらに自分自身を高め、社会とつながることができる全学共通の仕組みが、「プラスI(アイ)プログラム」と「iOP」の2つです。
自分の「サクセス」を深掘りしたい、もっと高い技術や見識を身に付けたいと思ったとき、そのためのチャンスとサポートが茨城大学には豊富にあるのです。
あなたのサクセスのためのワンストップ窓口
スチューデントサクセスセンター
みなさん一人ひとりの「こうなりたい」「こうありたい」という主体的な願いや行動と向き合い、さまざまな悩みにワンストップで対応することを目指した「スチューデントサクセスセンター(SSC)」を設けています。
みんなでつくるスチューデントサクセス
学生?教職員?地域のパートナーシップ
茨城大学では、学生や地域の人たちが参画して教職員と一緒に教育の状況を点検する仕組みを、全学で設けています。みなさんの学びの達成度や授業アンケートを参照しながら、授業やカリキュラムを検証し、日々の教育改善に取り組んでいます。
卒業時の学修達成度変化「身に付いている」と回答する卒業生の割合が年々増えています。
DP1世界の俯瞰的理解<世界を見わたす>
身に付いた!と感じる
学生の割合
1年次
51
%
卒業時
70
%
就職先では...
82
%
が評価
自然環境、国際社会、人間と多様な文化に対する
幅広い知識や俯瞰的な理解を得たか?
DP2専門分野の学力<道を究める>
身に付いた!と感じる
学生の割合
1年次
46
%
卒業時
87
%
就職先では...
84
%
が評価
専門職業人としての知識?技能及び専門分野における
十分な見識を身に付けたか?
DP3課題解決能力?コミュニケーション力<ともに答えを導く>
[課題解決力]
身に付いた!と感じる
卒業生の割合
1年次
53
%
卒業時
86
%
就職先では...
94
%
が評価
[コミュニケーション力]
身に付いた!と感じる
卒業生の割合
1年次
34
%
卒業時
72
%
就職先では...
91
%
が評価
[実践的英語力]
身に付いた!と感じる
卒業生の割合
1年次
24
%
卒業時
39
%
就職先では...
42
%
が評価
グローバル化が進む地域や職域において、多様な人々と協働して課題解決していくための
思考力?判断力?表現力、及び実践的英語能力を含むコミュニケーション力を身に付けたか?
DP4社会人としての姿勢<社会人として生きる>
身に付いた!と感じる
学生の割合
1年次
42
%
卒業時
74
%
就職先では...
88
%
が評価
社会の持続的な発展に貢献できる職業人としての意欲と倫理観、
主体性を身に付けたか?
DP5地域活性化志向<地域と向き合う>
身に付いた!と感じる
学生の割合
1年次
36
%
卒業時
66
%
就職先では...
68
%
が評価
茨城をはじめとする地域の活性化に自ら進んで取り組み、
貢献する積極性を身に付けたか?
茨大に
入学してよかった
80.6
%
2022年度卒業生
卒業時に学修面、
学生生活面で満足してくれた学生
授業以外でも
自主的に学習する
週当たり
17.9
時間
2022年度卒業生
授業以外に自主的学習を実施
図書館を利用して学ぶ
10.6
万冊
2022年度実績
学生に対する図書の貸し出し冊数
(電子ブック等含む)
オンラインで
世界とつながる
授業
725
人
授業以外
613
人
2022年度実績
国際連携教育の履修者/参加者数
(オンライン含む)
卒業して
就職?進学する
96.3
%
2022年度卒業生
卒業して就職または進学した学生の比率
指導教員や担任の
支援が充実
72.6
%
2022年度調査2~4年生
担任制度の満足度調査において
肯定的な回答の割合
卒業時の達成度?
社会に出てからの活用度(3年後)
在学中に身に付ける5つの知識および能力の状況を卒業3年後まで追跡調査し、改善に活かしています。
各項目において、在学中に身に付いた知識?能力が、3年後にも活用できているということがわかります。
DP1世界を俯瞰的に理解する力
3年後
47
%
DP2専門的な知識や技能
3年後
66
%
DP3課題解決のための判断力?思考力
3年後
74
%
DP3多様な人々とのコミュニケーション力
3年後
59
%
DP3実践的な英語力
3年後
15
%
DP4社会人としての倫理観?主体性
3年後
66
%
DP5地域に貢献する積極性
3年後
39
%
2019年度卒業生
プラスIプログラム
どの学部?学環でも学べる
「サクセス」を高めるプログラム
サステイナビリティ学
教育プログラム
サステイナビリティ=持続可能性。気候変動など地球環境問題の原因と解決、防災?減災、人間社会への影響などを分野横断的に理解します。
数理?データサイエンス?AI
教育プログラム
人工知能(AI)と数理?データサイエンスの基礎的な素養を学び、適切に理解?活用する力を身に付けます。
アントレプレナーシップ
教育プログラム
ビジネスに関する授業、起業家による講義、インターンシップなどを通じて、時代の流れとともに変化する社会を支え、改善するための資質を育てます。
グローバルコミュニケーション
プログラム
グローバル社会で多様な人びととコミュニケーションをするための総合的な英語力育成や海外学生との協働を図るプログラムです。
地域志向
教育プログラム
地域の課題の改善に関わる取り組みへの参加やプランニングの経験を通じて、地域を多角的に捉えながら地域課題と向き合う知識?姿勢を養います。
日本語教員
養成プログラム
外国語としての日本語を指導するために必要な知識?能力を身に付けます。日本でも増えゆく外国人住民へのサポートにもつながります。
iOP
internship Off-campus Program
茨城大学では3年次の第3クォーターを「iOPクォーター」と名付け、原則的に必修科目を開講せず、キャンパス内外での主体的な学びを奨励しています。毎年たくさんの学生たちが、海外研修やインターンシップ、サービスラーニング、発展学修に取り組んでいます。
海外研修
日本を飛び出し海外の協定校等で学修
インターンシップ
企業や自治体等での就業体験
サービスラーニング
多様な現場でのボランティア
発展学修
コンテスト出場やチュートリアル
- ※iOPクォーター以外の期間でもiOP活動に取り組むことができます。
- ※工学部では6年一貫教育の5年目(大学院博士前期課程1年次)の第3クォーターにiOPと同等の学外実習OFF-CLASS-PROJECTが設けられています。
- ※地域未来共創学環ではiOPクォーターの期間を中心にコーオプ実習が行われます。
iOPの優れた活動を表彰する
「iOP-AWARD」を
毎年開催!
あなたのサクセスを支える6つの視点
SIX ELEMENTS FOR STUDENT SUCCESS
まずはなんでも相談
大学にはいろんな窓口があってどこへ相談に行ったらよいかわからない…そんなみなさんの立場に寄り添ってあらゆる相談を受け付け、さらに必要に応じてより適切な窓口を紹介?案内します。
大学での学び方を知る
大学で学修を進める上での基礎的な学習や、授業の履修、レポートの提出等をサポートします。
心身?経済の不安に
修学にあたっての経済的な援助や心身の悩みについて、教職員やカウンセラーなどが助言?指導等を行いながら、キャンパスライフを総合的にサポートします。
主体的な学修に伴走
学部?学環の授業や、プラスIプログラム、iOPなどのプログラムの履修等について助言し、みなさんの主体的な学修をサポートします。
学内外の現場で学ぶ
海外や企業?自治体など多様な現場での主体的な活動や学びを応援し、相談に対応します。
次のステップへ向けて
卒業後の進路や就職活動などに関わる情報提供や各種イベント企画、キャリアカウンセラーによる応談などを通じて、「なりたい自分になる」ためのキャリア構築をサポートします。
スチューデントサクセスセンター
STUDENT SUCCESS CENTER
茨城大学スチューデントサクセスセンター(SSC)は“One-stop”(学生がひとつの相談窓口でその目的を達成できる体制)、“One-on-one”(学生一人ひとりの課題の解決にヒントを提供する)を目指したスチューデントサクセスのための拠点です。